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NOAH DESTINATION 2024 その3

日本武道館入口 プロレス

長くなってしまった当記事。

遂に残すところ、ダブルメインイベントの2試合のみとなりました。

世間から、というか世界中からいやがおうにも注目を浴びる、丸藤正道 VS AJスタイルズ。この後の試合で若手二人にプレッシャーが掛かりそうな清宮海斗 VS YOICHI。この2試合の観戦記です。

ダブルメインイベント1 丸藤正道 VS AJスタイルズ(WWE)

さあ、両選手ともに実績充分、日米大物同士による両選手のシングルマッチ。日本のレジェンドであり、まだまだ老け込むには早い丸藤正道。丸藤選手に期待はしていますが、AJスタイルズの勝利は固いでしょう。いまだにWWEの最高位タイトルに挑戦しているレベルの選手なので、現在の両選手の実力差は大きいのではないでしょうか。でも腐っても丸藤正道。数々の猛者を相手に名勝負を連発してきました。最近ではジェイクリーとのGHC戦、ウィル・オスプレイとのデビュー25周年記念試合と、シングルマッチでもまだまだやれることを証明しています。AJスタイルズという極上の相手に、良い試合を期待したいです。

(どうしても世紀の大凡戦1.2有明アリーナでの対飯伏が思い出されますが、これは相手の飯伏選手のコンディションが最悪だったので、この試合は一旦忘れます。半年も前のことをまだ蒸し返すかと自戒していますw)

AJスタイルズが先に入場しました。

新日本プロレス時代から見ていたお馴染みの、両の手のひらを合わせて「AJ」と表現するポーズ、リングに上がった後は少し体を傾けながら両手をいっぱに広げるポーズ、コーナーポストに上がりアピールと、はっきり言ってもうここまでで満足してしまいました(笑)いや本当にカッコよすぎました。役者が違うというか、数々の決めポーズや見得を切る動作、鍛え上げた肉体美、本当にこれだけで12,000円(息子の分と合わせて24,000円)を払った価値はありました。テレビで観るのと全然違いますね。さすがです。AJスタイルズあっぱれ。

と、すっかりAJスタイルズに惚れ惚れした後の丸藤選手の入場。いつも通り入場曲の冒頭「ヒウィゴッ」が流れると、瞬時に会場は盛り上がります。これまたいつも通りピョンとトップロープを飛び越えてリングに入り、トップロープに足を乗っけてストレッチを始めます。気負うことなく淡々とルーチンをこなしている様に見受けられます。まあタイトルマッチでもないし、気負う必要はなく、お互いリスペクトし合っていて、試合当日は楽しもうという雰囲気は前日の会見から伝わってきました。この二人なら楽しむという気持ちで臨んだ方が良い試合になる気がします。二人とも試合中の閃き、アドリブが利くので。

この試合のハイライトは場外戦でのAJスタイルズ選手の鉄柵に飛び乗ってからのフライングフォアアーム。フォームが綺麗。飛距離も凄かったですね。丸藤選手も負けじと、場外にて不知火!AJスタイルズの後頭部辺りを鉄柵にしたたか打ち付けました。WWEスーパースターに怪我させないか心配になりました笑

フィニッシュは伝家の宝刀、待ってました、これを見たかったスタイルズクラッシュ!ここに行くまでの攻防も素晴らしく、攻めてきた丸藤を抱え込み、そのままスタイルズクラッシュの体勢に。そのままドシンと叩きつけて勝利。

25分ぐらい試合をしていたらしいのですが、全然長いと感じない試合でした。スピード感や派手さはあまり無いのですが、確かな技術を持った二人の攻防が目まぐるしく変わり、まったく飽きがこない試合でした。AJスタイルズは日本、NOAH、そして丸藤に好意を持っているので、ワンチャン丸藤が勝ったりする?と淡い期待をして観ていましたが、丸藤が勝つかもと思わせる場面は少なかったです。AJスタイルズの攻撃は的確で、何よりもあの極太の腕を使っての打撃は力強くて痛そう…。少ないチャンスを活かして25分の熱闘を見せてくれた丸藤選手、それから”世界”を見せてくれたAJスタイルズ選手、両者に最大級の賛辞を送りたいです。お見事!

ちなみにこの試合は会場の隅の方で観ている選手がたくさん居ましたね。Eita、タダスケ、AKIRA、ヨシタツ(この日は試合無いのに)、潮崎豪、佐々木憂流迦は確認ができました。控室のモニターで観るより、やっぱり生観戦が良いんでしょうね。でもセコンドに付いていた大和田有ともう一人の練習生さんが一番近くで見れていましたね笑 この試合を将来の糧にしてもらいたいです。

ダブルメインイベント2 GHCヘビー級選手権試合 王者:清宮海斗 VS 挑戦者:YOICHI

個人的に第7試合から1試合ずつベストバウトが更新されるこの日の興行。だんだん盛り上がっていくことで観客の多幸感は高まります。理想的なプロレス興行といえるでしょう。

超素晴らしい試合の後の、本日のトリ。GHCヘビー級選手権、王者:清宮海斗 VS 挑戦者:YOICHI。(よういちじゃなくて、よいちと読みます。本名のYOSHIKIに変えたらカッコイイのになぁ。分かっているけど、一瞬、よういちって読んじゃうんだよなぁ。)

生え抜き同士、清宮はキャリア8年、YOICHIはわずか5年。これからのNOAHひいてはプロレス界の未来を託されている両選手。さっきの試合を超えることができるのか?

YOICHIは出身地の栃木にあやかり、那須与一の様な出で立ちで入場。パワーファイターなのに弓をひくのがあまりしっくりこないとは思いますが、コスチュームや髪型はカッコよく、少し絞った肉体は迫力充分。イギリス武者修行で良い方向に変身して良かったですね。コーナーに登り、でかい弓矢を使ってスタンド席に向かっ射抜くポーズ。良いですねー。

清宮海斗はいつもどおりニコニコと爽やかな笑顔で入場。女性の声援が凄い。私もオジさんながら「海斗さ~~ん!」と力強く声援を送りました。今年の海斗さんはシングルで拳王に勝ち、ジェイクとのGHC挑戦者決定戦に勝ち、ピープルズチャンピオンのワグナーからベルトを奪還し、ゲイブキッドとの喧嘩マッチも制し、これまでの歩みは文句がなく、力強さを感じるチャンピオンになりました。YOICHIにも期待していますが、海斗さんの言う通り、すぐに戴冠できるほど甘いベルトではないでしょう。YOICHIの良さも引き出して、横綱相撲でベルトを防衛してほしい!

試合開始!て、あれ?空席が多くなった?さっきのAJスタイルズの試合が終わった後、ぞくぞくと席を立つ人が多く、トリの前にトイレにでも行くのかなと思ったら、どうやらトリを観る前に退出したお客さんがちらほらいました。WWEスーパースターAJスタイルズを観て満足したので退出したのでしょう。中には帰宅に時間がかかったり用事があったりする方もいますが。色々な理由があるでしょうが、海斗さん、YOICHI、君たちの試合を観ずに帰った人たちを後悔させるぐらい熱い試合をしてくれ!

試合は序盤から最後まで、YOICHIへのコールが多かった印象ですが、両選手へものすごい声援。生え抜きの若手同士の最高位王座戦。NOAHの希望の二人。期待しないはずがありません。

試合は期待以上の熱い試合!YOICHIがパワーで押していくも、要所要所で切り返していく海斗さん。特にこの日の海斗さんは、自身よりもキャリアの少ないYOICHIに対して、所々でふてぶてしい態度を見せていました。うずくまるYOICHIの顔面に何度も軽く足蹴で挑発し、「おいこんなもんか?もっと来いよ。」と言わんばかりの態度。戦前、GHCのベルトは甘いものじゃないと言っていた通り、それを体現している態度がとてもかっこよく、王者然としていました。海斗さんだって色々言われてここまで来たんだから、今後も誰に対してもこのぐらいやって良いのではないでしょうか。

YOICHIも自慢の怪力で何度も投げ飛ばし、巨体から繰り出されるリバーススプラッシュや、ダイビングボディプレス等、カウント3が入ってもおかしくない攻撃の連続。会場の声援はYOICHIの方が多かったと思います。YOICHIは間違いなく逸材です。KENTAにも「あのデカいのがいるからNOAHは安泰だな。」と言わせた男です。本当にあのときの試合のYOICHIは良かった。(当時は本名の稲村)NOAHファンの期待を感じました。

YOICHIの豪快なパワー殺法をすべて受け止めた海斗さん。最後は、各種シャイニングウィザートを連発。なかでも最近使っている三角飛び式のシャイニングは見栄えもよく良い技ですね。フィニッシャーは正調の変形シャイニングウィザード(変形なのに正調という言い方は変ですが笑)で勝利。見事防衛を果たしました。

YOICHIのスケールの大きな攻撃は、かつて在籍していた森嶋猛のようなダイナミックさが伝わってきました。(ルックスや華という点は置いといて、森嶋は本当に力強くていい選手だったなぁ)

NOAHらしいといったら語弊があるかもしれませんが、痛みの伝わる熱苦しい内容で、最後までYOICHIの攻撃に付き合った海斗さんがそれを上回る技で勝つといった王道プロレスでした。

トリを飾った若い二人にNOAHの誇りと意地を見ました。丸藤対AJスタイルズを観て満足したお客さんも多かったと思いますが、個人的にはこの試合を超え、今大会のベストバウトだったと思います。

海斗さんのこれからの防衛ロードに期待します。

YOICHIの未来も明るい!

総括

今大会は第1試合から徐々に盛り上がっていき、ダブルメインイベントは文句なしに良い試合で、締めの海斗さんのマイクもやらかすことなく無難に良いマイクで、理想的な興行だったのではないでしょうか。

観客数が4,000人台と、動員が振るわなかったのは残念ですね。大会の内容が良かっただけに、余計にもったいないし残念に思います。まあでも正直、全対戦カードが発表された時、カードがちょっと弱いかなとは思いました。大会当日までのプロモーションだったり、拳王が永田だけじゃなく他の出場選手の年表を作ったり笑、もう少し何かアピールできなかったかなと思いました。

入場ゲート側と、西南側のスタンド席に暗幕がかかっており、いつかまフルハウスでの熱狂を体験したいですね。(小橋復帰戦の日本武道館は本当に凄い熱狂だった…)今やPPVやVODで観れてしまったりするし厳しいですかねー。

次はN-1をどこかの会場に生観戦しに行きます。この夏も楽しみです。

ところで海斗さんの決め台詞、最近「すべては革命のために」と言わなくなりましたね。この後「すべてはNOAHのために」と言うから冗長するし、なんだか仰々しいし、省略して良かったかなと思います笑

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